2022年8月27日土曜日

要望書のまとめ方

他の人の家づくりブログなどを見ていいな、と思っても、いずれ忘れちゃうな、と思ったので、その都度、メモしておくようにしました。

きれいにまとめるというより、そのとき思ったことを素早く書き留めることを優先しました。

私はGoogleドキュメントを使いましたが、文章を書けてリンクを貼れて画像をコピべでさっと貼れるなら何でもいいと思います。

メモしておいたことはざっくり以下のことです。

  • 家づくりブログなどを見て、いいなと思ったポイント、気をつけたいポイント
  • 自分のイメージに近い家の外観、内装の写真
  • 今の家のいいところ(残したいとこ)と悪いところ(改善したいところ)
  • 「渡辺篤史の建もの探訪」などのテレビ番組を見てメモしておきたいと思ったこと

最初のうちはカテゴリ分けを意識せず、分量が多くなってきてから整理しました。

2022年8月20日土曜日

見たブログ

これまで見て参考になったブログや、時々見ているブログです。

順不同です。

ビルダー、工務店、建築設計事務所等

「緑の家」ブログ

  • 新潟県の設計事務所のオーブルデザインさんのブログ

エスネルブログ「超高断熱の小さな木の家」をデザインする世界を旅した設計士のブログ - 住宅設計エスネルデザイン

  • 上のオーブルデザインから独立された方らしい
  • カテゴリーが整理されていて、ブログ下のカテゴリーリストにある【良い家を建てる秘訣】が参考になりました

CONCEPT建築設計のブログ|設計屋が高気密高断熱住宅について語る!ブログです(^^)

  • 高気密高断熱のほかに設備の話も時々載っています

設計 木花家(こかげ)ブログ

家づくりの知識 - オーガニックスタジオ新潟

  • オーガニックスタジオ新潟さんのブログのカテゴリーの一つ
  • トップページから探すとスタッフブログに行ってしまうので、見つけにくいかも

オーガニックスタジオ新潟社長の奮闘記 │ おーがにっくな家ブログ

  • オーガニックスタジオ新潟の社長さんのブログ
  • 家づくりの記事が上のURLに移ったので、残っているのは濃い話が多いです

エコハウスを少し語る | 滋賀で本気のエコハウス 高気密高断熱住宅(パッシブハウス)の設計施工 あしづかホーム

施主側

イエツクリ – SHIKUMIMEMO

羊飼いたちの休日

家づくり | 建築家と建てる・鎌倉で建てる

地方在住 設計事務所と地味な家を造る

快適な終の棲家を

20年後も素敵な家

木と土の巣づくり

kitispace 固定概念にとらわれないシンプルで楽しい居心地の良い空間の作り方

さとるパパの住宅論

高気密・高断熱・長持ち・ローコストな家の施主ブログwith泉北ホーム - ムラゴンブログ

その他

ムクリ[mukuri]

  • インスタグラマーに取材した記事を載せているので、写真映えするインテリアがたくさん

山男のつぶやき 福田温熱空調(気密測定屋)

  • 気密を取るポイントがさらっと書かれていたりします

2022年8月13日土曜日

温度・湿度の記録

高気密高断熱の家に住む前に、今の家の温熱環境を記録しておかないと、後でどれだけよくなったのか比較できないと思い、記録を始めました。

測定に使う道具

これまでRaspberry Piを買ったりセンサーを買ったりしてみていましたが、結局設定が面倒で手を付けられていなかったので、今回は手軽さ重視で以下のものを買いました。

  • Switchbot温湿度計
    • 外用、1階用、2階用の3つ
  • Switchbot ハブミニ
    • 温湿度計のデータをクラウドに送る用

設定

同梱マニュアルのとおり設定。

詰まった点は以下のとおりです。

  • スマートフォンのSwitchbotアプリに温湿度計が出て来ない場合は、スマートフォンのBluetoothをオフ→オンすると出てきた
  • 金属製のポストの中に温湿度計を設置するとハブミニと通信できなかった
  • ハブミニを2階に置いていると、屋外の温湿度計との通信が途切れたりしたので、ハブミニの場所を1階に変更した

これでスマートフォンから気温、湿度を確認できるようになりました。

グラフ化

外と中の温度・湿度を1つのグラフで見たいので、Google スプレッドシートにデータを保管して閲覧できるように設定しました。

以下の記事を参考にさせていただきました。

最初のうちはGoogle データポータルで表示させていました。

が、Google データポータルでは表示までに数秒待たされるのと、複数のデータソースを設定すると一気に重たくなったので、今はデータ収集用のスプレッドシートから、集約用のスプレッドシートにIMPORTRANGE関数を使って直近3日間のデータを送信して、それをグラフ化しています。

記録を取り始めてわかったのは以下のことです。

現宅の条件:築40年、木造2階建、1階と2階に各1台エアコンあり、温湿度計はエアコンのある部屋の隣の部屋に設置

  • 外は気温が上がると湿度が下がり、気温が下がると湿度が上がる
  • エアコンを付けていても1階より2階のほうが暑い
  • 2階は設定温度26度にしているが、昼間の気温よりやや低いぐらいで、全然効かない
  • ただ、それでも汗がうっすら浮く程度で収まっているのは、湿度が外よりもだいぶ低いからか
  • 日中、2階のエアコンを止めると、外より気温が高くなる

絶対湿度を記録する

温度と湿度をバラバラに見ていてもいまいちよくわからないので、住宅の温熱環境で重要とされているらしい絶対湿度も記録してみるようにしました。

以下の記事を参考にさせていただきました。

ハマったポイント

  • 上の記事ではべき乗計算に「^」を使っているが、Javascriptの場合はべき乗計算に「**」を使う。

こんな感じ。(重量絶対湿度[g/kg]の場合 小数点第二位四捨五入)

mr = Math.round(622*(6.1078*10**(7.5*t/(t+237.3))*rh/100)/(p-(6.1078*10**(7.5*t/(t+237.3))*rh/100))*10)/10;


グラフにしてみると、夏場の晴れている1日の範囲内では、気温と湿度は大きく変わるが、絶対湿度は1日を通してあまり変わらない、ということがわかります。

よく考えればそれはそうです。雨が降らないのであれば、空気中に溶けている水分が大きく変わることはないということになります。湿度が大きく変動していたのは、温度の変動により空気に溶け込める水分量が変わっていたから、なんですね。

ほかにもわかったこと:

  • エアコンで空気中の水分が外に排出されるため、外よりも中のほうが絶対湿度が低い
  • 1階と2階とでは、エアコンを付けていれば絶対湿度はそれほど変わらない = 2階はエアコンを付けていても暑いが、エアコンはきちんと稼働していて空気中の水分を外に排出してくれている
  • エアコンを付けたり、エアコンのある部屋のドアを開けたら絶対湿度は下がる

不快指数を記録する

絶対湿度という指標があることは、住宅の温熱環境に興味を持つまでは知りませんでしたが、不快指数はテレビの天気予報などで聞いたことがありました。
これも計算式さえ分かれば、同じ方法でグラフにできると思ったので、やってみました。

不快指数の計算式(小数点第二位四捨五入)

thi = Math.round((0.81*t+0.01*rh*(0.99*t-14.3)+46.3)*10)/10;


不快指数だと絶対湿度よりも気温の状況が反映されているので、外よりも2階のほうがマシで、2階より1階のほうが快適という、個人的な感覚と一致しています。

家族に見せるときも、絶対湿度より不快指数のほうがわかってもらいやすいかも。

他の指標としては暑さ指数=湿球黒球温度(WBGT)というものがあるのですが、これは温度と湿度だけでは計算できないという点と、冬場の活用ができないという点がデメリットです。

参考 GAEで稼働させているスクリプト全体

// Compiled using ts2gas 4.1.0 (TypeScript 4.3.5)
// Based on [屋内外の温度と湿度を計測してダッシュボードで表示する(WebAPI利用編) - Qiita](https://qiita.com/kunikada/items/28981ecdeee6e47a229f)
// Modified by mokemoke
var Config = /** @class */ (function () {
    function Config() {
    }
    Config.SPREADSHEET_ID = 'https://docs.google.com/spreadsheets/d/****/'; // ここにスプレッドシートのURLを記載
    Config.SWITCHBOT_API_TOKEN = '****'; // APIのトークンを記載
    Config.DEVICE_IDS = ['c1c0********', 'd8ea********', 'e3d3********']; // 記録対象のMACアドレスを記載
    Config.DEVICE_NAME = { 'c1c0********': 'outside', 'd8ea********': '1f', 'e3d3********': '2f' }; // MACアドレスと表示名のリスト
    return Config;
}());
var API = /** @class */ (function () {
    function API() {
        this.HOST = 'https://api.switch-bot.com';
    }
    API.prototype.setStatus = function (bot) {
        var url = this.HOST + ("/v1.0/devices/" + bot.deviceId + "/status");
        var response = UrlFetchApp.fetch(url, {
            method: 'get',
            headers: {
                Authorization: Config.SWITCHBOT_API_TOKEN
            }
        });
        var responseData = JSON.parse(response.getContentText());
        if (responseData.statusCode !== 100) {
            console.error('status code is not 100.');
        }
        bot.humidity = responseData.body.humidity;
        bot.temperature = responseData.body.temperature;
    };
    return API;
}());
var SwitchBot = /** @class */ (function () {
    function SwitchBot(_deviceId) {
        this._deviceId = _deviceId;
    }
    Object.defineProperty(SwitchBot.prototype, "deviceId", {
        get: function () {
            return this._deviceId;
        },
        enumerable: false,
        configurable: true
    });
    return SwitchBot;
}());
var MySpreadsheet = /** @class */ (function () {
    function MySpreadsheet(id, sheetId) {
        if (sheetId === void 0) { sheetId = 0; }
        if (id.match(/^https:\/\//)) {
            this.ss = SpreadsheetApp.openByUrl(id);
        }
        else {
            this.ss = SpreadsheetApp.openById(id);
        }
        this.sheet = this.ss.getSheets()[sheetId];
    }
    MySpreadsheet.prototype.headers = function () {
        var range = this.sheet.getRange(1, 1, 1, this.sheet.getMaxColumns());
        return range.getValues()[0];
    };
    MySpreadsheet.prototype.appendRow = function (row) {
        var insertRow = [];
        this.headers().forEach(function (name, index) {
            insertRow.push((name && name in row) ? row[name] : "");
        });
        this.ss.appendRow(insertRow);
    };
    MySpreadsheet.prototype.unshiftRow = function (row) {
        this.sheet.insertRowAfter(1);
        var range = this.sheet.getRange(2, 1, 1, this.sheet.getMaxColumns());
        this.headers().forEach(function (name, index) {
            if (name) {
                range.getCell(1, index + 1).setValue(row[name]);
            }
        });
    };
    return MySpreadsheet;
}());
var Message = /** @class */ (function () {
    function Message() {
        this._bots = [];
        this._message = {};
    }
    Message.prototype.addBot = function (bot) {
        this._bots.push(bot);
    };
    Message.prototype.post = function () {
        var key;
        var name;
        var t; // 気温
        var rh; // 相対湿度
        var p = 1013.25; // 気圧 1気圧で仮置き
        var mr; // 重量絶対湿度 g/kg
        var vh; // 容積絶対湿度 g/m3
        var thi; // 不快指数
        if (this._bots.length === 0) {
            console.error('no bot.');
        }
        for (var i in this._bots) {
            name = Config.DEVICE_NAME[this._bots[i].deviceId.toLowerCase()];
            t = this._bots[i].temperature;
            rh = this._bots[i].humidity;
            mr = Math.round(622*(6.1078*10**(7.5*t/(t+237.3))*rh/100)/(p-(6.1078*10**(7.5*t/(t+237.3))*rh/100))*10)/10;
            vh = Math.round(217*(6.1078*10**(7.5*t/(t+237.3)))/(t+273.15)*rh/100*10)/10;
            thi = Math.round((0.81*t+0.01*rh*(0.99*t-14.3)+46.3)*10)/10;
            key = name + "_t";
            this._message[key] = t;
            key = name + "_rh";
            this._message[key] = rh;
            key = name + "_mr";
            this._message[key] = mr;
            key = name + "_vh";
            this._message[key] = vh;                key = name + "_thi";
            this._message[key] = thi;
        }
        this._message['created_at'] = Utilities.formatDate(new Date(), Session.getScriptTimeZone(), "yyyy-MM-dd HH:mm:ss");
        var ss = new MySpreadsheet(Config.SPREADSHEET_ID);
        ss.unshiftRow(this._message);
    };
    return Message;
}());
function myFunction() {
    var api = new API();
    var message = new Message();
    for (var i in Config.DEVICE_IDS) {
        var bot = new SwitchBot(Config.DEVICE_IDS[i].toUpperCase());
        api.setStatus(bot);
        message.addBot(bot);
    }
    message.post();
}

2022年8月6日土曜日

ビルダーの検討

以下は、私がビルダーを決めるまでに見てきたところのメモです。集中的に回ったわけではなく、家づくりを考え始めた十数年前から、意欲が高まったタイミングで数社ずつ見に行っていました。

住宅展示場に出しているハウスメーカー

きれいでいいイメージですが、実際に自分が住んで今の家の家具を置いて住み始めたところを想像すると、このいい感じのまま住み続けることは多分できないなあと。

私の見たハウスメーカーさんでは、導線とか収納とか、便利さのアピールが多かった記憶があります。買ってもらうために、ここがいいよというポイントをいろいろ言ってくれますが、いいことをたくさん言われて、逆にちょっと構えてしまったのが正直なところです。

ごく一部のハウスメーカーは住所・氏名を書くとしばらく営業の方からお手紙が届くようになり、ちょっと辟易しました。

ハウスメーカーさんで子ども向けの無料イベントが企画されていることがありますが、あれは個人情報を集めるためのものだとよくわかりました。

細かい打ち合わせはしたくなく、かつ住んでみて細かいところが気になったりしない大らかな性格であれば、ハウスメーカーなら打ち合わせ回数もそれほど多くなく流れで決まっていく気がするのでいいかもしれません。

建築家展に出ている建築設計事務所

建築家展を一回見に行っただけですが、それぞれの設計者の方の個性をつよく感じました。

建築事務所を1軒ずつ訪ねて回ると日数がそれなりにかかりますし相手の方にも手間なので、一度にいろいろな例を見られるのは良い仕組みだと思います。

作例を見て自分の理想の家に近いものが見つかればいいですし、ピンと来るところが無くても、見方が広がるので、時間をかけて幅広に検討したい場合、一度建築家展に行ってみるのは割りとアリなんじゃないかと思います。

高気密高断熱に力を入れている工務店、建築設計事務所

山男のつぶやきという福田温熱空調さんのブログを読んでいくと、北陸地方で高気密高断熱に力を入れているビルダー、建築設計事務所がわかってきたので、好みのテイストではないところを除いて話を聞きに行きました。

トータルで5社ぐらいは行きました。

話を聞いてみると、それぞれ力を入れているポイントが違いますし、施主の自由にさせてくれる部分や、逆にビルダーとしてこだわっている部分が見えてくるので、複数回ってみることをお勧めします。

結局どうしたか

コスト面では明朗会計な分離発注方式がいいなあと感じていました。

また既存の家が冬寒く夏暑い昔ながらの住宅だったので、高気密高断熱の家づくりがきちんとできるところを探しました。

以上のことを重視して、分離発注方式で高気密高断熱の家づくりをやっている建築設計事務所2社に絞り込み、話を聞きに行きました。

最終的には片方を選んだのですが、選ばなかったほうもいい感じでした。

注文住宅を建てるのであれば、ビルダーの選定は、デザイン面に優れているか否かではなく、高気密高断熱や耐震性などの性能重視で、なおかつ施工実績をよく見て選ぶことを、個人的にはおすすめします。

先に挙げたブログの過去記事を読んでいると、施主さんが気密重視でいろいろ指示しても、結局そこまで気密が取れなかったというケースが載っていました。施主が指示すれば気密が取れるようになるわけではないんですよね。

断熱もただ断熱材を入れればいいだけではなく、適切な施工の仕方とか、壁内結露計算とかが必要になってくるようです。しかし、本とかを読んでそういうことを聞きかじっても、所詮は素人なので、建てられる家が本当に問題ないかはわかりません。

最終的にはビルダーさんが信じられるか、信じられないか、かなと思い、私の場合は、これまでに同じ施工でノウハウを積んできたかどうかを重視しました。

逆に重視しなかったのはデザイン面です。私が頼んだ建築設計事務所は、いろいろなテイストの施工実績があったので、デザインに関しては施主側の意向を汲んでくれそうでした。また、施工実績のうちのいくつかは好みのものもありました。そのため、自己責任にはなりますが、施主側からイメージをきちんと提示できれば問題ないと判断しました。

余談ですが、施工面で信頼しきれなくてもどうしても頼みたいビルダーがあるなら、カノムさんのように、それで食べている検査機関にチェックを頼むというのも一つかなと思います。

補足

私はビルダーを決めたあとに読みましたが、建売を買うのか注文住宅にするのか、ビルダーの探し方などの基本的な知識は、げげさんの「後悔しない家づくりのすべて」という本がわかりやすかったです。
4801400892
後悔しない家づくりのすべて (サンクチュアリ出版)