2022年11月17日木曜日

壁掛けテレビにするかプロジェクターにするか


当初プラン

リビングに壁掛けテレビを設置し、テレビ背面に開口部を設けて、テレビの配線やリモコン中継機の配線を裏に逃し、機器を壁裏に設置すること考えていました。

以下の記事が参考になりました。

また、ダイニングからもテレビが見えるように、壁掛けテレビのアームは伸縮できてテレビの向きを大きく変えられるものを設置したいと考えていました。

悩んだこと

床を柔らかい杉の無垢材にすることで、ソファを置かず床に直接座ることを想定しています。しかし、将来気が変わってソファを置きたくなるかもしれません。座る高さが変わると、テレビの高さも変わってきます。壁掛けテレビにすると、高さをそう簡単に変えることはできません。

テレビは液晶になったり地デジになったり4Kが出たり8Kが出たりと、数年スパンで変わってきています。このあとどうなるかは予想できませんが、今のままで変わらないことはないと思います。仮に20年住むとしたら、その間に何回かテレビを更新するタイミングが出てくることになりますが、果たして壁掛けテレビ仕様にしておくことが適当かどうかという問題があります。もしかしたら今の薄型壁掛けテレビが主流でなくなる日が来るかもしれません。

結局どうしたか

せっかくの大きい白い壁なので、壁に穴を開けたり、HDMIケーブルを通したり、壁掛け用の金具を付けたりはしないことにしました。

大きい白い壁を活かすため、リビングにはシーリングライト兼プロジェクターのポップインアラジンを設置します。ただし、プロジェクターはテレビに比べて起動時間が長く、見たいときにすぐ点かないことが地味にストレスになるかもしれません。そのため、起動時間が7秒と短い、popIn Aladdin 2 Plusを導入することにします。

リビングにプロジェクターではなくテレビを置きたくなったときに備え、壁の下のほうには多めのコンセント、TVアンテナ、有線LANコンセントを設けておき、テレビボードを設置してその上にテレビを置けるようにしておきます。

ダイニングでテレビを見たいときのために、今の家で使っているそれほど大きくない液晶テレビをダイニングの棚に置けるように、ダイニングにもコンセント、TVアンテナ、有線LANコンセントを設けておきます。

あとは設計士さんから、リビングに壁掛けテレビ用の下地を入れておく提案があったので、念のため下地は入れてもらいました。

2022年11月15日火曜日

床材の選定


興味のあった床材

カバザクラ

明るい色合いが好みです。参考にさせていただているSHIKUMIMEMO様の家でも採用されています。

経年変化は以下の記事が参考になりました。

オーク

ヨーロピアンオーク 無垢フローリング 130mm巾 | 無垢フローリング・無垢材・無垢内装材|マルホン より

落ち着いた感じがあります。テーブルなどの家具もオーク材で揃えると統一感が出てよさそうです。

タモ

タモ 無垢フローリング 125mm巾 | 無垢フローリング・無垢材・無垢内装材|マルホン より

バーチ(カバ)

バーチ 無垢フローリング 130mm巾 熱処理 | 無垢フローリング・無垢材・無垢内装材|マルホン より

頼んだ設計事務所の標準仕様です。

コルクタイル

ディテール:コルクフローリング - 羊飼いたちの休日

入居後3年経過したコルクタイル | 快適な終の棲家を

長尺シート

トイレをめぐるあれこれ② 施主が注意した方がいいことと若干の後悔ポイント : 地方在住 設計事務所と地味な家を造る

流行遅れでカッコ悪い?そんなことない、長尺シート床材の魅力 | homify

結局どうしたか

減額調整でも書きましたが、杉の無垢材(節は少なめ)にしました。

考え方は以下のとおりです。

  • これまでの家では冬が寒く、家の中でも靴下やスリッパが必要。足が冷えて寝付けないときもある。
  • 高気密高断熱にするとして、床下エアコン(や床暖房)は費用や管理の観点から採用しない → 足元を温かく感じるために針葉樹の床材にする
  • 今まで畳生活で床に直接座る生活に慣れている → 掃除の手間の関係で畳は採用しない → 座ったときにやわらかめで温かみのある針葉樹の床材にする
  • 針葉樹でも、ヒノキはちょっと高いので杉にする

杉だと色は赤みがありますし、経年変化で濃くなっていきますが、住んでいれば気にならなくなるかなと楽観的に思っています(今のところは)。

今の家や前の家の床材(合板フローリング)は杉よりもさらに好みから離れた色なのですが、日常生活でそのことを意識することはほとんどないので……。

針葉樹だと傷が付きやすいので、おおらかな気持ちで住まないといけないなあと思っています。

あと、以下の記事を読んで、水回り以外は無塗装で運用してみようと思っています。

2022年11月13日日曜日

窓の最終確認のための3Dモデル作り

窓について、配置やサイズや型にするか透明にするかかなどを決めていったのですが、決めるにあたって、担当の設計士さんに、「この窓は隣の家からどんな風に見えるか」を尋ねても、なかなか出してもらえませんでした。

頼んだ設計事務所は、高気密高断熱の家づくりについては実績があって、進め方も丁寧で信頼できるんですが、設計士さんが複数の案件を抱えていてとても忙しそうなんです……。打ち合わせの際にいろいろ聞いて答えてもらうのは全く問題ないんですが、対応に手間がかかる系の相談は基本的にレスポンスが遅いです。

結局、間取り作成のソフトを買ってパソコン上で図面どおりに家を3Dで作ってみて、窓の配置・サイズ・型か透明かなどを最終決定していきました。

やむなく作った3Dの自宅イメージですが、自分で3Dイメージを作って正解でした。後からの後悔を減らすために、自分で新しい家の3Dイメージを作るのはとてもとてもおすすめです。

  • サイズを変えてみたり位置をずらしたりするのがその場ですぐできるので、設計事務所との次回打ち合わせまで待たずにいろいろ試せる

  • 特定の方向から見たときのイメージ画像ではなく、ぐりぐり動かして好きな方向から眺められるので、違和感に気付きやすい

    • 例えば、廊下の先にある窓が廊下の中心と合っていないことに気が付きました
  • 使ったソフトでは特定の日時の日射と影を見ることができるので、軒の長さのチェックもできる

私が買ったソフトはLive Home 3D Proです。3Dマイホームデザイナーを選択しなかったのは、窓のチェックだけのために1万円出すのに躊躇したのと、3Dマイホームデザイナーの通常グレード製品だと機能がある程度制限されていて、後で上位グレード製品に乗り換えが必要になったら後悔すると思ったからです。
Live Home 3Dは通常グレードが無料で、Pro版が50ドルで、その上のグレードはありません。

Live Home 3D Proのいいところ:

  • 家の3Dモデル作りにおいてやりたいことはだいたいできる
  • 上位グレードがないので、できないことがあっても割り切れる
  • 結構いろいろなファイルフォーマットで3Dモデルを書き出しできる

Live Home 3D Proのいまいちなところ:

  • デフォルト家具や外壁テクスチャがそれほど多くなく、似た色やそれっぽい家具でごまかすことが多々ある
  • Windows版の場合、Microsoftアカウントに紐づくので、新品を買ってしばらく使って不要になったらパッケージを売却するようなことはできない

Live Home 3Dの使い方

以下の記事が参考になります。

Tips

図面の画像ファイルをドラッグ&ドロップすると、既存の図面を下書き用として取り込めます。


海外ソフトだからか土間高さと1階の床高さを変える設定がありません。そのため、1階は土間からの高さで作って、土間以外の部分に薄いブロックを敷き詰めて、1階の床高さを再現しました。


2022年11月11日金曜日

窓の選定(透明ガラス・型ガラス)


住宅地を歩くと、日中でもカーテンを閉めっぱなしの家を時々見かけます。私も面倒くさがりなので、基本的には閉めっぱなしで、よほど思い立ったときにしかカーテンを開けられません。

このあたり、どうも個人差があるようで、家族は日々のカーテンの開け閉めは全然苦にならないと言っていますし、担当の設計士さんも毎日開け閉めするそうです。

ただ少なくとも私は新居で毎日カーテンを開け閉めできる気がしないので、開け閉めしなくても済むように、基本的には

  • 隣家や道路から視線が入るところは型ガラス(不透明なガラス)
  • 高いところなど視線が入らないところは透明ガラス

とさせてもらいました。

以下の記事も参考になりました。

2022年11月9日水曜日

窓の選定(トリプルガラス、ペアガラス、日射取得型、日射遮蔽型、網戸)


トリプルガラスにするかペアガラスにするか

以下の記事が参考になりました。

コスパを考えるとトリプルガラスで元をとるにはかなり長期間必要ということがわかります。

また、冬に窓を結露させずに相対湿度50~60%を維持したい場合は、トリプルガラスが必要そうです。

頼んだ設計事務所は標準仕様がトリプルガラスで減額したい場合にペアガラスにするという方針でした。

そのため、そのままトリプルガラスとし、YKK APのAPW430とLIXILのエルスターXの見積りをとって安い方にしました。

日射取得型にするか日射遮蔽型にするか

南面以外は日射遮蔽型でよさそうですが、パッシブハウス的な考え方では南面を日射遮蔽型ではなく日射取得型にするという考え方をよく拝見します。

冬の日射取得による暖房費の節約効果は以下の記事が参考になりました。

このケースでは、日射遮蔽型で1カ月あたりの節約額は千円くらいと試算されています。

トリプルガラス(YKK APのAPW430)の日射遮蔽型と日射取得型の差を同様に計算すると、以下のようになりました。

日射熱量Q = 冬日射量0.7 [kW/㎡] x 窓面積6.7 [㎡] x 日射熱取得率の差( 0.57 - 0.47 ) = 0.47 [kW]

あと、日射取得型と日射遮蔽型とでは、日射取得型のほうが熱貫流率が高い(保温性能が少し低くなる)ので、その点も計算してみます。

伝導熱 = 温度差( 室内23℃ - 東京冬平均気温6℃ ) [K] x 熱貫流率の差( 0.92-0.72 )[W/(㎡・K)] x 窓面積6.7 [㎡] = 34 [W] = 0.034 [kW]

日射取得型トリプルガラスで得られる日射取得熱量と比較して、日射取得型トリプルガラスで失われる伝導熱は一桁少ないので、この点は気にしなくてよさそうです。

ただし、日射取得は冬の日差しがある時間帯だけなのに対し、伝導熱は夜間も含めて常時なのでそこをどう考えるかかなと思います。

うちの場合は以下の理由から南面も日射遮蔽型にしました。

ちなみに、頼んだ設計事務所のスタンスとしては、基本は日射遮蔽型をおすすめして、要望があれば日射取得型にするという感じでした。ただ、日射取得型にする場合は夏場に軒やシェードやグリーンカーテンなどで日差しを防ぐ対策が必要になると説明するとのことでした。

網戸を付けるか付けないか

高気密高断熱にすることで夏場はエアコンを付けるのが基本になるので、網戸は要らないと個人的には思っています。

ただ、網戸なしを家族に納得してもらうように説明するのは難しかったです。やっぱり窓を開けたいときもあるよね、と言われると、その気持ちもわかるので……。