造作キッチンにすることにしたので、棚の割り方や棚の高さなどを考えて、設計士さんに提示しました。
今の台所に置いているもの、システムキッチンに収納しているもののほか、食器棚や吊り戸棚などに収納しているものも含めて、どこに何を収納するかを考えて図に落とし込みました。
シンクやコンロや冷蔵庫などの配置を考えるだけではなく、今あるものをどこにどう収納するか図に書き込むと、新居でのキッチンの解像度がぐっと上がって、「これでいいのかな……」という漠然とした不安感が減るので、本当におすすめです。
私はエクセル方眼紙で書きましたが、やりやすい方法でよいと思います。以下のブログには紙に書いた例が載っています。
余談ですが、依頼した設計事務所に、家具工事ではなく大工工事としてやったら安くならないか聞いてみましたが、ちょっと困った感じで以下のお返事が返ってきました。
- 雑誌などで、造作を家具工事ではなく大工工事としてやることで安くなると書かれていることは把握している
- 大工さんが工房を持たなくなってきているので、作り付けの机程度ならともかく精度を出すことが必要なキッチン台の造作は難しい(その設計事務所で付き合いのある大工さんでは)
ということで、
- キッチンカウンター・シンクはシゲル工業に発注
- キッチン台は大工さんではなく、設計事務所が造作家具を入れるときに頼んでいる家具屋さんに依頼
することにしました。
懸念していた金額については、キッチンカウンター・シンク、キッチン台コミコミで、二桁万円の後半でした。
うちの場合は割と早い段階で造作キッチンに舵を切ったので、キッチンの相場感を知らずに話を進めたのですが、後でシステムキッチンやオーダーキッチンを入れたケースの価格帯を聞くと、その設計事務所さんの標準的な価格帯より控えめな金額でできたようです。
まあ、食洗機を後付け後置きするというちょっと特殊なこともしていますし、人造大理石とかセラミックとかのカウンターに惹かれずステンレスを選択していますし、結構割り切っているところもあります。
「造作キッチンは、ある程度割り切ったり工夫するのであれば、システムキッチン程度に収まる金額で導入できる」ということだと思います。